京都大学地球環境フォーラムとは
本フォーラムは、京都大学の理念で謳われている「地球社会の調和ある共存に貢献」に基き、京都大学地球環境学堂のアウトリーチ活動の一つとして実施しています。「地球環境」は、未来社会を持続安定的なものとしていくための重要な要素であります。大学内外の研究者に種々の切り口から話題提供して頂き、一般の方も交えて広く議論する場を設け、闊達な意見交換を通じて情報を共有することを目的としています。

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(終了しました)[第46回京都大学地球環境フォーラム]
未来につなぐ地域の緑 ~生態系に配慮した緑化のすすめ~
生態系の破壊と生物多様性の損失は,現代社会が直面する地球規模の課題です。この危機に対し,緑化は生態系回復の重要な手段として注目されています。しかし,道路建設や宅地開発などにともなう造成斜面(法面)の緑化においては,牧草などの外来植物が用いられることが多く,生態系への影響が懸念される場合があります。一方で,在来植物を用いた緑化においても遺伝的な撹乱のリスクが指摘される場合もあり,遺伝的地域性(地域によって遺伝的に異なる集団を形成している状態)に配慮した緑化の推進が不可欠となっています。また,地域の活性化という視点から,その地域に生育する在来の植物を活用した緑化の可能性を探ることも重要です。以上に関する話題提供を踏まえて,本フォーラムでは,外来植物を使用した緑化においていかにリスクを低減させて行くのか,また地域性系統の植物を使用した緑化をいかに普及させて行くのかについて,多角的な視点から議論を深めて行きたいと思います。皆様のご参加を心よりお待ちしています。
・日時
2025年11月8日(土)14:00~16:40
・場所
京都大学 北部総合教育研究棟1階益川ホール
・定員
会場:150名
・参加料
無料
・プログラム
13:30~ 開場
14:00~14:10 開会の挨拶 (田中 千尋 地球環境学堂長)
14:10~14:40 「外来緑化植物の有用性と生態系への影響について」
江川 知花(農研機構農業環境研究部門 主任研究員)
14:40~15:20 「地域性系統の植物による緑化の実現に向けて」
今西 純一(京都大学大学院地球環境学堂 教授)
15:20~15:35 休憩
15:35~16:15 「地産資材の活用による緑化と地域活性化」
中村 華子(金沢大学先端科学・社会共創推進機構(能登学舎) 特任准教授)
16:15~16:35 総合討論
16:35~16:40 閉会の挨拶 (小林 広英 三才学林長)
・申し込み方法
参加を希望される方は、下記の申し込みフォームよりお申し込みください。
» 申し込みフォーム »
お問い合わせ
京都大学地球環境フォーラム事務局:地球環境学堂
Tel: 075-753-5630
メールアドレス:forumsanka@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp
主催
京都大学大学院地球環境学堂
前回の京都大学地球環境フォーラム:
[第45回京都大学地球環境フォーラム]
熱帯雨林の生物多様性が生み出す価値:エコツーリズムが果たす多面的な役割

日時 2025年1月11日(土)14:00~16:40
場所 京都大学 北部総合教育研究棟1階益川ホール
プログラム
14:00~14:10 開会の挨拶 (田中 千尋 地球環境学堂長)
14:10~14:40 「魅惑の熱帯生物」
市岡 孝朗(京都大学大学院地球環境学堂 教授)
14:40~15:20 「熱帯雨林はツーリストにとって魅力的か?」
沼田 真也(東京都立大学都市環境学部 教授)
15:20~15:35 休憩
15:35~16:15 「熱帯雨林エコツーリズムが地域社会と経済にもたらすもの」
大沼 あゆみ(慶応義塾大学経済学部 教授)
16:15~16:35 総合討論
16:35~16:40 閉会の挨拶 (小林 広英 三才学林長)
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