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在学生の声

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地球環境学舎 紹介ビデオ

留学生が地球環境学舎の魅力を語ります。

VOICE 1

環境マネジメント専攻 陸域生態系管理論分野 博士後期課程
OBIKE Kingston Tochukwuさん

私はこれまで、様々な学問分野に関心を抱いてきたので、ひとつの分野に限定するのではなく、多くの分野から知識を得たいと考えてきました。

のちに私の指導教員となる先生の出版物を調べているときに偶然地球環境学舎を見つけました。そこで、地球環境学舎の方針である研究の相互連携と、人類が共有する地球環境において最も論争を引き起こしている問題を解決または緩和するための学際的アプローチに共感しました。

コロナ禍真っただ中の 2021 年に修士課程に在籍していたため、社会的交流、研究協力、海外旅行は制限されていました。しかし、このような前例のない状況にもかかわらず、私は地球環境学舎が提供する環境に焦点を当てた複数の学問分野にまたがる幅広い英語による講義から学ぶ機会に恵まれました。困ったときには、多くのテーマについて自らの経験や見識を惜しみなく提供してくれる教員に相談できました。私は、インターン先として、実践的な経験を積むため、亜熱帯の楽園、沖縄県石垣市にある国際農林水産業研究センター(JIRCAS)を選びました。

現在、地球環境学舎の博士後期課程に在籍する私は、地球温暖化による農業生産と品質低下への懸念に関連して、熱帯果実(パッションフルーツなど)の栄養と土壌環境の関係に興味を持っています。日本の南西諸島の異なる土壌におけるパッションフルーツの限界を探り、その解決策を導き出すことは、これまで栽培が考えられなかった新たな地域での栽培の可能性を広げ、おそらくパッションフルーツと似た特徴を持つ他の熱帯果実についても、生産を向上させ、地球温暖化の壊滅的な影響を受けやすい地域への農家の依存を抑えることにつながると信じています。

最終的には、応用地球物理学と環境マネジメントのバックグラウンド、そして地球環境学舎が与えてくれた機会によって、地球環境問題に対する学際的な解決策を開発するために誠実に、勤勉に、そして夢中になって取り組んでいる膨大な数の研究者たちの一員となれていることに感謝しています。

VOICE 2

環境マネジメント専攻 社会基盤親和技術論分野 修士課程
緒方 里帆さん

私は工学部・地球工学科出身で、地球環境学舎修士課程に進学し、環境地盤工学分野を専攻しています。地球環境学舎での学びから大きく二つのことを得ました。

一つ目は、インプットとアウトプットが繰り返されることで、実践的で主体的な学びを得ました。授業中には発言や発表の機会が多く設けられ、学んだ知識を一度消化し、再び外に表現することができました。また、京北地域での実習が行われ、学びの場が教室だけでなく現地にも広がりました。実際の行動を通じて気づきを得ることで、学びが理論だけでなく実践を通して深まりました。このように、授業は単なる知識の受け渡しではなく、発表や実践を通して深い学びを築く場になりました。

二つ目は、物事の見方が広がったことです。異なる出身地や専門分野を持つ学生と「地球環境学」について学ぶことで、同じテーマに対して様々な考え方があることを深く実感しました。例えば、同じ土の研究でも、農学部視点と工学部視点では考え方や将来の目標が異なります。また、専門分野外の学生にと ってのアプローチも異なり、同じ学問を多くの視点から学べます。更に、経済学や教育学など、これまでに触れたことのない分野を学ぶ機会があり、三か月のインターンシップ研修ではアメリカで研究を行うことができました。これらの経験から、多様な知識や視点が身についたと考えています。

学舎に入学した際、多岐にわたる勉強と経験を得たいと思っていましたが、多様な方々と学びや経験を共有したこと、専門分野においても深く研究したこと、そして異なる視点から学べたことで、私の学びや人生は当初の予想以上に横、縦、更に奥に広がりました。今後は、この多角的な学びを活かし、入学前から抱いていた「地球環境を良くしたい」という目標を実現させたいと思います。