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杜プロジェクト

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地球環境学堂の研究室のほど近く、総合研究14号館(旧土木工学教室本館)北側の中庭、老朽化が進む藤棚周辺の小さな共用空間を、自らの手で改善していくことで、人間と生物、植物が共存する憩いの場として再生することを目的に、2022年春より人間環境設計論分野の学生が主力となり、学生、教職員が協働して事業を進め、2023年春に改修作業が完了しました。今後も中庭の継続的な良環境維持のための取組みを行っていきたいと考えております。

これまでも多くの方々にとって大切な場所であった中庭が、本整備をきっかけに今後も大事に引き継がれていくための機会となれば幸いです。

杜プロジェクトについて(課題とコンセプト)

京都大学吉田構内にある地球環境学堂近くの中庭は、現在メインキャンパスの中で最も美しい景観と生物群系を有しています。メインキャンパス内の主要なルートからは、やや見えにくい場所にありますが、この小さな庭に息づく生物の多様性は、喜びと驚きに満ちた眺めです。

地球環境学舎では、この場所の既存のベンチを改良し、その潜在的な可能性を最大限に引き出すための小さなプロジェクトに取り組みました。私たちはこのプロジェクトを「秘密の杜」と名づけ、春から継続的に真摯に取り組んでいます。

活動組織:
 地球環境学堂・学舎
 人文科学研究所
 施設部施設環境サテライトセンター

「地球環境の杜」再生の記録


Before(2022.4.14)

After(2023.3.30)

ミニレクチャー

柴田昌三先生による中庭の植生に関するレクチャー、西川完途先生の指導による生物調査とレクチャー、山村亜希先生による歴史に関するレクチャーを通じ、庭を多角的にとらえるとともに今後の環境維持について考えるきっかけとなりました。

杜の植生(講師:柴田昌三先生)

杜の生き物調査(講師:西川完途先生)

杜の歴史(講師:山村亜希先生)

お披露目会

本取組は、大学本部でも好事例として取り上げられ、2023年3月30日には、事業に関心を寄せられた広報担当理事の野崎 治子先生を招き、携わった学生の企画によるお披露目会を開催しました。

杜の風景

デザインチーム(人間環境設計論分野):Srijon Barua, Maria I. Perez, Augusto Cesar Oyama, I Made Kerta, Lalita Phatthanachaisuksiri, 中村水晶 , 佐藤啓花 , 小林京介 , 杉中瑞季助教
アドバイザー:小林広英教授