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社会基盤親和技術論分野 加藤智大助教、高井敦史准教授、勝見武教授が令和6年度地盤工学会関西支部学術賞を受賞しました

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社会基盤親和技術論分野の加藤智大助教、高井敦史准教授、勝見 武教授が令和6年度地盤工学会関西支部学術賞を受賞しました。

地盤工学会関西支部学術賞は、支部会員の地盤工学に関する学術・技術の向上・普及に資する優れた学術研究の成果を収めた個人・グループあるいは機関に対し、成果を讃えるとともに関西支部活動の活性化を図るものです。学会支部の表彰委員会による選考を経て受賞が決定し、2025年4月24日に開催された授与式で表彰が行われました。

 

■受賞業績名:鉄鋼スラグで改良した軟弱粘土に含まれる重金属等の溶出挙動の解明

■受賞者からの一言:本業績は、製鉄の過程で生じる副産物である鉄鋼スラグの地盤改良材としての有効利用を目的に、軟弱粘土と鉄鋼スラグを混合した改良土の改良効果とそれらに含まれる重金属等の溶出挙動を解明したものです。新たな知見として、鉄鋼スラグに含まれる遊離のカルシウムの量が重金属等への不溶化効果と強度発現に影響を及ぼした可能性を明らかにしました。産業活動で発生する副産物の有効利用は社会的に重要な課題である上に、鉄鋼スラグと土を混合した改良体の物理化学的性質には解明されていない点が多くあることから、引き続き研究を続けていきたいと考えています。

■授与団体:公益社団法人地盤工学会関西支部

■関連ホームページ:http://www.jgskb.jp/japanese/shibushou/R6shibushou/R6shinsakekka.pdf

受賞(Award)