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地球環境学舎修士課程修了生(2021年3月修了)Gugi Yogaswara君が、ADB-JSP Thesis of the year Award 2022を受賞し、同ワークショップでその研究内容の発表を行いました(ワークショップ開催日:2022年9月16日)。

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 京都大学は、ADB(アジア開発銀行)-JSP(日本奨学金プログラム)に参画し、アジア途上国から留学生を受け入れています。その一人、地球環境学舎修士課程に在学したGugi Yogaswara君(2019年4月~2021年3月)は、その修士論文(題目:HOUSEHOLD WATER MANAGEMENT IN RURAL AND PERI-URBAN AREAS IN VIETNAM AND INDONESIA、指導教員:藤井滋穂教授)でADB-JSP Thesis of the year Award 2022(TOYA)「農村開発と環境」部門の1位に選ばれました。また2022年9月16日開催の同ワークショップ(オンライン)でその研究発表を行いました。

 TOYAは、その前年度のADB-JSP修了生の学位論文を受入大学が推薦し、それらの候補者からADBの選考委員会が受賞者を決定するものです。2022年度は12大学から24名が推薦され、Gugi君を含めた7名が受賞しました。

 Gugi君の研究は、ベトナムとインドネシアのそれぞれ農村部と都市周辺部の4集落における水利用行動パターンを調査し、それらに影響を与える社会経済的な要因を分析したものです。このため、ベトナム・インドネシアでアンケート調査、水質分析を自ら行い、多数のデータを収集しました。これらにより、国や地域で水利用管理に大きな隔たりがあることを確認するとともに、その要因として居住期間、利用可能水源、経済力などが大きく影響していることを統計学的に証明しました。TOYA選考は、(i)開発のための知識への貢献を強調、(ii)ADB戦略2030および日本政府の重点分野の知識貢献、(iii)当該分野で優れた研究者の育成が、重視されており、彼の研究がそれにかなうものであることが示されました。

 

ADB-JSP 2022優秀論文の案内

Gugiくんと表彰板

ワークショップ(9/16)でのGugiくんの発表