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海外実地セミナー「暮らし・環境・平和-ベトナムに学ぶ」(2025年8月6日-18日)

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海外実地セミナー「暮らし・環境・平和-ベトナムに学ぶ」が開催されました。
本プログラムはフエ大学をはじめとする現地機関との協力関係のもとで開催され、本年度は12名の本学部生と教員4名(真常仁志准教授、田中周平准教授、貫名涼助教、東口阿希子助教)がベトナムにおいて臨地研修を実施しました。累計203名の本学学部学生が本プログラムを通してベトナムを訪問したことになります。

はじめに中部ベトナムでの研修の拠点であるフエ市に入り、フエ大学の学生や教員と合流しました。フエ市内に加え少数民族の住む山岳部での滞在なども行ない、環境と暮らしの変化の中で生きる人々の生活に触れる機会を得ました。さらに、フエ大学生らと共同で計画した現地調査を実施し、3日間におよぶ調査の成果をフエ農林大学の教員らと活発に議論しました。その後、ヴィンモックトンネル等の戦争跡地やベトナム最大の潟湖での漁業の視察を経て,中部最大の都市ダナン市へ移動しました。ダナン大学の教員と共に、ゴミや排水の処理施設などを見学し、都市化の背後にある環境への負荷と改善に向けた取り組みを学びました。最後の訪問地ホーチミン市では、統一会堂や戦争証跡博物館などを訪問し、ベトナム戦争の歴史について学んだのち、全員が無事、帰国の途につきました。

昔ながらの暮らしが垣間見える農村部から、地方都市、大都市へと移動する行程を通し,急速に発展するベトナムの歴史をたどりました。参加者は、日本での日常生活との相違点を見出しながら、現代社会における暮らし・環境・平和への理解を深めました。

 

1_再建された山岳少数民族のコミュニティハウス

2_フエ市内のコロニアル建築

3_フエ大学生との共同発表会