MENU

京都大学国際シンポジウム

Your browser does not support the Canvas element.
「アジアにおける地球環境学の教育研究に関する京都大学国際シンポジウム」は、学堂設立当初より教育研究の国際連携を進めてきた活動の一つで、地球環境学堂の主催により毎年開催されており、各国の連携大学の研究者、学生が集まり議論する機会を提供しています。

2023年度の京都大学国際シンポジウム

京都大学国際シンポジウム2023「アジアにおける地球環境学の教育・研究 - 農村文化とその保存が有する『人新世』における地球環境学での意義(Kyoto University International Symposium 2023 on Education and Research in Global Environmental Studies in Asia, Rural Culture and Conservation – Implications for Global Environmental Studies in the Anthropocene)」をベトナム国フエにあるフエ農林大学を主会場にハイブリッド開催しました。コロナ禍の影響下にあった2020年以降,初めての海外での開催となりました。アジア諸国を中心に13ヶ国52組織から研究者や学生,民間企業関係者など,合計301名が参加しました。

シンポジウムは,湊長博 総長,勝見武 地球環境学堂長, Do Thi Xuan Dung フエ大学副学長,Tran Thanh Duc フエ農林大学学長による開催の辞から始まり(一部オンライン),この後, Le Van An フエ農林大学前学長による基調講演が行われました。地球環境学堂と共同で進めてきた少数民族の伝統的な建築技術を生かしたコミュニティハウスの建築プロジェクトを例に,農村文化の保存・継承についてお話しいただきました。その後,藤井滋穂 名誉教授に,フエ大学の名誉教授の称号が授与され,その記念スピーチが行われました。関連大学関係者や教え子の方から花束の贈呈があり,会場は温かい雰囲気に包まれました。

午後は、まず若手研究者と学生によるポスター発表(3分野:① Environmental Technology(2セッション)、② Natural Resources(2セッション),③ Global Ecology))の質疑応答セッション(計5セッション)で様々な討論がなされました。次に同じく3分野に分かれ、優れた成果を挙げる若手研究者を招聘した研究発表セッションを実施し、最新の研究成果を基点に活発な議論が交わされました。最後に、選考委員会によって選出されたベストポスター賞の表彰式(シンポジウム実行委員長:西前出 地球環境学堂教授),宇佐美誠 地球環境学堂副学堂長による閉会の辞が述べられ、国際シンポジウムが閉幕しました。現地参加者とっては,ティーブレーク等でも旧交を温めたり,新しいつながりが生まれたりと対面開催の良さも実感できるシンポジウムとなりました。

現地参加者集合写真

湊総長の開会挨拶

フエ農林大学学長からの歓迎の辞

フエ農林大学前学長による基調講演

Do Thi Xuan Dung フエ大学副学長から藤井京都大学名誉教授へのフエ大学名誉教授の称号授与

口頭発表の様子1

口頭発表の様子2

フライヤー

(PDF 4MB )

これまでの京都大学国際シンポジウム